蜂蜜をとった後のミツバチの巣から採取し、それを精製したものです

蜜蝋(みつろう)は、蜂蜜をとった後のミツバチの巣から採取し精製したもので、ミツバチが六角形の巣を作る時に分泌するロウ(蝋)の事です。
古来より、医療品や蝋燭として、またはろうけつ染めや家具、楽器などの仕上げ剤としてなど様々な用途に使用されてきました。
近年では、ミツロウには蜂蜜由来のビタミン類、ミツロウ自体に含まれるビタミンB群、その他ミネラル豊富に含まれる事が知られるようになり、食品として、または化粧品にも使用される事も多くなっています。
<ミツロウ軟膏>
蜜蝋には鎮痛・抗炎症作用を持つ成分が含まれているため、皮膚をはじめとした炎症やかゆみを鎮めてくれると言われまています。また殺菌効果も認められ、ニキビ・吹き出物といった肌トラブルにも使われます。

軟膏の作り方等は、
「ミツロウ軟膏の硬さって、どのくらいがいいの?」をご参考にされて下さいね
ミツロウの未精製(黄色いミツロウ)と精製(白いミツロウ)の違いは?
<未精製のミツロウ(黄色)の特徴>
不純物のみを取り除いて作られたワックスです。
・成分がそのまま、多く残っている。
・製品によって、色や香りのバラつきが大きい。
<精製されたミツロウ(白色)の特徴>
不純物を取り除き、薬品を使わずに漂白したワックスです。
・未精製に比べると、含有成分の含有率は劣りますが、くせが少ないのが特徴。
・製品の色や香りのバラつきは少ない。
未精製ミツロウと精製ミツロウの使い分け
未精製の蜜蝋にはポリフェノールやビタミン類などの有効成分が多く含まれているので、お肌の生成、再生に効果をもたらすとされています。
肌の修復効果など、期待したい場合は、未精製のミツロウを使用してみては?
一方、多くの有効成分がお肌に刺激をもたらす事も。
お肌がデリケートな方などは、まずは刺激の少ない精製されたミツロウをお試しいただくと いいかなと思います

