ハーブをブレンドしてみたい

最近はハーブも随分身近な存在になってきましたね。
どこか不調を感じた時に、ハーブティーを購入された方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
様々なハーブが入ったブレンドティーを選ぶのも
☺️ワクワクしますね。

ただ、せっかく購入したハーブティーも、
自分好みの味で無かったなんて事も多く、
それが続かない原因の一つだったりしますよね😌

自分でハーブをブレンドできるようになると
自分の症状と共にちゃんとテイストも考慮しながら、
組み立てられるようになります✨️。
きっと貴方の生活にお役立て頂けるのでないか
と思うんです。


ブレンドするには、まずそれぞれのハーブのプロフィールを知る事が必要です。
ではまずは、ハーブの特徴、プロフィールなど紹介していきますね。

第2回はエキナセアて、どんなハーブ? 

ハーブの簡単なプロフィール

エキナセアについて

「免疫賦活」や「抗ウイルス作用」など報告されています。
風邪の予防、傷口の手当てに古来から使われてきたハーブです。

プロフィール

使用部位 主に葉(地上部)
注意
キク科アレルギーのある方は注意
妊婦さんに対しては短期間であればおそらく安全,但しデータ不十分
禁忌 ドイツコミッションE※(下記)では、
膠原病、結核、白血病、多発性硬化症、エイズ、HIV感染および自己免疫疾患には
禁忌と記載あり
種類 エキナセアのうち医療用として用いられるのは、
学名 E.angustifolia,E.purpurea,E.pallidaの三種類とされています。
ドイツコミッションEでは、E.purpureaは開花時の地上部、E.pallidaの根を承認しています


ブレンド:ベース,セカンドチョイス

主要成分

アルキルアミド(イソブチルアミド)、カフェ酸誘導体(エキナコシド、シナリン)フラボノイド(ケルセチン)、ピロリジジンアルカロイド(微量)

作用

免疫賦活(体の免疫を活発にする)、創傷治癒(傷を早く治す)、抗菌、抗ウイルス、消炎

コミッションEモノグラフとは

コミッションEとは、ドイツにおいて医薬品に分類されているハーブの安全性と有効性を評価するためにドイツの連邦保健局によって創設された専門委員会です。

エキナセアが適用される症状の主な例

内服

風邪の予防、風邪、インフルエンザの初期、薬品補助としてまたは、慢性、再発性の呼吸器感染症

  • 乾燥ハーブ約1gに熱湯150-200mLを注ぎ、10-15分フタをして抽出したものを1日5-6回服用する。
  • チンキ剤: 100ccのウォッカに4gのハーブを漬けて2週間置いたもの(チンキ)、5滴を1日1-3回服用する。

外用

外傷の治癒促進

  • 軟膏剤:ワセリン、植物油などに少なくとも15%の圧縮汁を含ませたものを局所的に塗布する。
  • 湿布剤:少なくとも15%の圧縮汁を含ませた半固形ペーストを塗布する。

    但し、アトピー性皮膚炎の方は使用は避ける。また、塗布する事で発赤、掻痒など,起こる場合もある
エキナセアのチンキ

その他 利用例

海外では、風邪、インフルエンザ以外にも、ヘルペス、カンジタ症などにも使われています。

ハーブをブレンドしてみたい

ハーブブレンド 簡単な考え方

ご自分用に利用する場合
まずはそんなに堅苦しく考えないで、

禁忌事項(妊娠中、アレルギー、飲んでいるお薬)だけ
しっかり抑えましょう☺️。

ブレンドは始めから多くを混ぜるのではなく、3種類くらいから、初めてみてはいかがでしょう。
一回分を大さじ1杯として、
ベースになるハーブを2/3位

それからセカンドチョイスのハーブとサードチョイスを合わせて1/3位
後は、味にアクセントが必要なら、茶さじ1/2位を

プラス してみましょう

エキナセアとの愛称のよいブレンドのご紹介 


基本的な一例としてあげておきます
(但し、健康に不安がある方は まず医師の指導を優先させて下さい)

  • 風邪を引きやすい冬の時期の免疫を高めるハーブブレンドレシピ
    • ローズヒップ(セカンドチョイスに向くハーブ)⇒ローズヒップについてはこちら
      炎症によって消耗するビタミンCの補給に(ローズヒップはなるべく新しいものを使って下さい)
    • エゾウコギ(セカンドチョイスに向くハーブ)⇒エゾウコギについてはこちら
      体力低下を防ぎ、ウイルスや細菌の抵抗力を高めます

  • 花粉症のシーズンに炎症を鎮めるハーブブレンドレシピ
    • ネトル(ベース、セカンドチョイス)⇒ネトルについてはこちら
      浄血作用、利尿作用があります。また、カロテン、ビタミンC、ミネラルなども含まれるため、栄養補給にも最適なハーブです。
      花粉症によく使われるハーブです、鼻炎がひどい時はベースにしてみて下さい。
    • 葉にヒスタミンを含むので、素手で触るとアレルギーを起こすことがあります
      • その他
        エルダーフラワー(ベース、セカンドチョイス)
        ペパーミント(セカンドチョイス、アクセント)
        など、

参考 エキナセアの服用法

今のところ、科学的に裏付けされたものではないとの事ですが、下記の様な注意がなされているようです

  • ドイツのコミッションEモノグラフ※上記に内用、外用ともに8週間を超えて使用しないと記されている
  • 長期、及び継続の使用は免疫系の効果が激減するため途中休薬期間を設ける
  • 自己免疫疾患の患者には使用しない

最後にエキナセアの事を少し・・・☺️
メディカルハーブ試験対策などにもお役立て下さい

北米の先住民が大切にしてきたハーブ

北米の先住民がもっとも大切にしてきたハーブと言われています。
風邪や伝染病の治療に使われていたといわれています。

米国ロッキー山脈の東部の地域を原産とするハーブ。
先住民が利用してきたハーブ療法をその後、入植者も先住民に倣い、利用し始めました。

その後、抗生剤の登場により利用頻度は下がりましたが、
自然界の抗生剤の有効性に近年関心が高まり、研究も進んでいます。
体内の炎症を緩和する体内化学物質を活性化し、
感冒、インフルエンザの症状を緩和する可能性がある事が分かっています。

酵母菌などの真菌を直接攻撃する可能性のある化学物質が
含まれているのではないかといわれています。

メディカルハーブ 試験対策(参考に☺️)

  • エキナセアは(    )先住民が大切にしたハーブ
  • 米国では(    )派の医師によって積極的に使用された
  • エキナセアの多糖類は(   )の活動を活発にし、(   )の産出を促進する事が報告されている


    北米、
    エクレクティック(折衷主義)
    マクロファージ、インターフェロン

いかがでしょうか?、エキナセアのブレンド☺️。エキナセアは最近ルシピアさんんなでも、ブレンドした茶葉を見かけたりします。医学的にもエビデンスが上がってきているので、人気が高まっているハーブです。是非、取り入れてみて下さいね。