🌿ネトル ― 陸のわかめ、自然のミネラルスープ
ネトル、最近、花粉シーズンになるとこの名前も良く耳にするようになってきた気がします。
そうなんです、花粉症など季節の変わり目のサポートに発揮できるハーブです。
ネトルに含まれる成分は、体内環境を整え、季節性アレルギーにアプローチするとされ、多くの自然療法の現場でも取り入れられています。
ネトル(西洋イラクサ)は、鉄分・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルを豊富に含むハーブ。
その滋養の深さから、昔から“飲む野菜”や“陸の海藻”とも呼ばれてきました。
乾燥した葉をゆっくり煮出すと、ふわりと広がるのは、どこか海藻スープのようなやさしい香りがあるんですね。
ハーブティーの枠を超えた、まるで“植物の出汁”のような味わいは、忙しい日々の栄養補給や、体にやさしいインナーケアとしても活躍します。
ネトルの「海藻感」について
なぜ海藻っぽく感じるの?
- ミネラル含有量が多いため
鉄分・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルが豊富な植物には、独特の“青臭さ”や“磯っぽさ”を感じることがあります。
これは、わかめや昆布に感じる風味に近く、乾燥ネトルを煮出すとほのかな海藻臭や“出汁っぽさ”が出る理由のひとつです。 - クロロフィル(葉緑素)の存在
ネトルはクロロフィルが非常に豊富で、この緑っぽい青臭さが「磯臭」に似ることも。わかめの香りの一因もこの類の成分です。 - 乾燥処理や煮出し時間
特に長時間煮出したときや、濃い目に抽出したときに「磯のような香り」が立つことがあります。
味としても「青菜+昆布だし」のような印象を持つ人も。
🍲ネトルスープの作り方(1〜2人分)簡単に
材料:
ネトル(乾燥葉)…小さじ3 (ちょっと濃い目がおすすめ)
水 … 300ml
塩 … ひとつまみ
醤油 … 小さじ1/2〜1(お好みで)
ふえるわかめ … 小さじ1(乾燥)
ごま油 … 仕上げに数滴〜小さじ1(仕上げ用)
作り方:
ネトルティーを作る
マグカップにネトルティーを入れます。
わかめを加える
「ふえるわかめ」を入れ、ふやかす。
調味する
塩と醤油で味を整える。
仕上げにごま油
香りづけにごま油をほんの少し垂らして完成。
✅ポイント:
ネトルの青味とミネラルに、わかめと醤油の旨み、ごま油のコクがよく合います。
ご飯のおとも、おにぎりなどに合いますよ。花粉時期など、アレンジしてお楽しみくださいね
