ローズヒップは「支える」ハーブ
ローズヒップというとどんなイメージですか? 少し詳しい方でしたら、
「ビタミンC」という印象が先に立つ方も多いかと思いますし、
酸っぱい、というイメージを持たれる方も多いと思います。
ですが、
ローズヒップをシングルで飲むと
味はとても穏やかなんですね。
これはたぶん、
ハイビスカスの酸味の記憶に「ビタミンC」という名称が重なり、
そのイメージがローズヒップに投影されてしまったのかもしれませんね。
ここでは一度そのイメージを外し、
ローズヒップを
**「回復を支える素材」**として少しみていきましょう。
ローズヒップの特徴、あまり主張しない果実
- バラ属の果実(偽果)
- 香りは弱く、苦味や渋味も少ない
- 酸味はあるが、刺激的ではない
ローズヒップにはペクチンなども少量含まれるため、粘性もあるんですね。
ですから、味の特徴を言うなら
👉 角がなく、口当たりに厚みを与えるハーブ、なんです。
即効性ではなく、回復の栄養素を含むハーブ
ローズヒップの栄養素
ローズヒップと言えば、ビタミンCを多く含むハーブ。
これよく言われますよね。しかし、
実は――
私たちが市販で購入している乾燥ローズヒップには、
ビタミンCはほとんど残っていないと考えられているんですね😆。
なぜか
ビタミンCは
- 熱
- 酸素
- 乾燥
にとても弱い成分です。
ローズヒップは
収穫 → 乾燥 → 保存 → 流通
という工程を経る間に、
ビタミンCが大きく失われます。
つまり
- 乾燥果実ではビタミンCは期待しにくいんですね。
(但し、生果実では多いです)。
ただ、これは、
「ローズヒップに価値がない」という話ではないですよ☺️
むしろ
- ビタミンC“だけ”を目的にする素材ではないと言う事、を忘れないで、と言うこと
例をあげると、
有機酸・クエン酸、リンゴ酸など (量は穏やかで、刺激の少ない爽やかさ)
カロテノイド類・β-カロテン、リコピンなど(抗酸化作用)
ペクチン(食物繊維)(水溶性食物繊維)(口当たりをよくする)
微量ミネラル カリウム、カルシウム、マグネシウムなど
これらは、自然の素材なので、毎回まったく同じ成分量ではありませんが、魅力的な成分ばかりですよね。
これらの事からも
ローズヒップは
即効的に何かを補うよりも、
身体も回復の土台を整えるハーブだと言えるかと思います。
こんな事を踏まえて、ブレンド例を少し載せておきますと、
・ハイビスカス
酸味と色の主役。
ローズヒップは酸味の角を分散させる役ですね。
・エルダーフラワー
風邪の引き始めなどに。
香りに軽さを加え、回復期でも飲みやすい印象に。
・アップル(乾燥果実)
自然な甘みと厚み。
ローズヒップの穏やかさとよく重なる。
・ローズペタル
華やかさに優しさを加える
ビタミンC神話から
少し、一歩引いて見るのも面白いですね。
ローズヒップの立ち位置が
とてもクリアになりますよね☺️。
ローズヒップは
酸っぱさでも、効能でも主役にならない。
それでも
いてくれるととっても重宝する、そんなハーブですね。

今日の一言
「ハイビスカスが女優なら、その魅力が伝わるよう舞台を整える演出家さん、それが、ローズヒップ」
次回の ハーブプロフィ−ルは
42.セージ =過剰を抑え、整えるハーブ= についてです。
ひたちなか市のハーブ教室、どうぞさんのハーバルスタジオでした
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