41.ローズヒップ =回復を支える素材=そんなハーブです

ローズヒップは「支える」ハーブ

ローズヒップというとどんなイメージですか? 少し詳しい方でしたら、
「ビタミンC」という印象が先に立つ方も多いかと思いますし、
酸っぱい、というイメージを持たれる方も多いと思います。
ですが、
ローズヒップをシングルで飲むと
味はとても穏やかなんですね。

これはたぶん、
ハイビスカスの酸味の記憶に「ビタミンC」という名称が重なり、
そのイメージがローズヒップに投影されてしまったのかもしれませんね。

ここでは一度そのイメージを外し、
ローズヒップを
**「回復を支える素材」**として少しみていきましょう。

ローズヒップの特徴、あまり主張しない果実

  • バラ属の果実(偽果)
  • 香りは弱く、苦味や渋味も少ない
  • 酸味はあるが、刺激的ではない

ローズヒップにはペクチンなども少量含まれるため、粘性もあるんですね。
ですから、味の特徴を言うなら
👉 角がなく、口当たりに厚みを与えるハーブ、なんです。

即効性ではなく、回復の栄養素を含むハーブ

ローズヒップの栄養素

ローズヒップと言えば、ビタミンCを多く含むハーブ。
これよく言われますよね。しかし、

実は――
私たちが市販で購入している乾燥ローズヒップには、
ビタミンCはほとんど残っていないと考えられているんですね😆。

なぜか

ビタミンCは

  • 酸素
  • 乾燥
    にとても弱い成分です。

ローズヒップは
収穫 → 乾燥 → 保存 → 流通
という工程を経る間に、
ビタミンCが大きく失われます

つまり

  • 乾燥果実ではビタミンCは期待しにくいんですね。
    (但し、生果実では多いです)。

ただ、これは、
「ローズヒップに価値がない」という話ではないですよ☺️

むしろ

  • ビタミンC“だけ”を目的にする素材ではないと言う事、を忘れないで、と言うこと

    例をあげると、
    有機酸・クエン酸、リンゴ酸など (量は穏やかで、刺激の少ない爽やかさ)
    カロテノイド類・β-カロテン、リコピンなど(抗酸化作用)
    ペクチン(食物繊維)(水溶性食物繊維)(口当たりをよくする)
    微量ミネラル カリウム、カルシウム、マグネシウムなど

    これらは、自然の素材なので、毎回まったく同じ成分量ではありませんが、魅力的な成分ばかりですよね。

これらの事からも
ローズヒップは
即効的に何かを補うよりも、
身体も回復の土台を整えるハーブだと言えるかと思います。


こんな事を踏まえて、ブレンド例を少し載せておきますと、

・ハイビスカス

酸味と色の主役。
ローズヒップは酸味の角を分散させる役ですね。

・エルダーフラワー

風邪の引き始めなどに。
香りに軽さを加え、回復期でも飲みやすい印象に。

・アップル(乾燥果実)

自然な甘みと厚み。
ローズヒップの穏やかさとよく重なる。

・ローズペタル
華やかさに優しさを加える


ビタミンC神話から 
少し、一歩引いて見るのも面白いですね。
ローズヒップの立ち位置が
とてもクリアになりますよね☺️。

ローズヒップは
酸っぱさでも、効能でも主役にならない。
それでも
いてくれるととっても重宝する、そんなハーブですね。



今日の一言
ハイビスカスが女優なら、その魅力が伝わるよう舞台を整える演出家さん、それが、ローズヒップ」


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