日本では春ウコンと秋ウコンなどが有名ですが、世界ではウコンは約50種類あると言われています
学名 Curcuma Longa
英名 Turmeric(ターメリック)
和名 ウコン
科名 ショウガ科
使用部位 根茎
含有成分 クルクミン、精油
適用 消化不良、強胆 抗菌
- 禁忌 胆道閉鎖 胆石
- 出血性疾患、糖尿病、逆流性食道炎,ホルモン性疾患、鉄欠乏症 の方は医師の相談を仰いで下さい
- 妊婦において、薬として摂取は子宮刺激の可能性など報告があり、推薦されません
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修 参考
主に自生している地域は 沖縄、鹿児島
草丈50㎝〜170㎝。
ウコンはアジアを代表するハーブとして知られています。ウコンはスパイス系の中でももっとも研究が進んでいるハーブです。まだそのメカニズムは完全には解明されていませんが、黄色色素成分であるクルクミンや精油の抗酸化作用による代謝が複合的に働いて、肝臓、胆嚢の機能促進、血中コレステロール値調整やアルコール性肝炎の予防、さらには抗がん作用をもたらしているようです。
なお、学名Curcuma Longaは秋ウコン(うっちん)で、春ウコンはCurcuma aromatica(姜黄 キョウオウ)と呼ばれます。クルクミンの作用が一番強いのは秋ウコンで、春ウコンの10倍。肝臓疾患には秋ウコンを使う方がいいことになります。
なお、ウコンの英語名がターメリック。ターメリックは秋ウコンが主に使われカレー粉に20%〜40%含まれています。カレーには欠かせないスパイスとしてお馴染みですね。ヨーロッパでは、マーガリンやチーズの色付け、日本ではたくあんの色付けにも使われます。
日本では昨今の健康ブームにより二日酔い予防に、ウコン茶を食事の前に飲用するなどする事で、効果が期待できます。
また、インド、東南アジアでは、染料以外にも、抗菌作用を利用して、切り傷の外用薬、化粧品としても使われているようです。ムダ毛の伸びを抑える働きがあるのだとか
🌿ウコン(ターメリック)について ― さらに知っておきたい豆知識を☺️
1. 成分の補足:クルクミンってどんなもの?
- クルクミンはポリフェノールの一種で、黄色の色素。強い抗酸化作用や抗炎症作用があります。
- クルクミンは水に溶けにくく、油や熱と一緒に摂ると吸収率が高まることが分かっています。
→そのためカレー(油+熱+スパイス)は理にかなった摂取法!
🧠 2. 現代の研究トピック
- アルツハイマー病の予防やがん細胞の増殖抑制に関する研究が世界中で進行中です。
- 近年では、クルクミンを「※ナノ化」して体内での吸収率を高めたサプリも登場しています。
- インドなどでは、アーユルヴェーダにおいて「ピッタの過剰(熱)」を抑えるハーブとしても位置づけられています。
※1ナノメートル=100万分の1ミリメートル(すごく小さくするのね)
🌍 3. 世界各地での使われ方
地域 | 伝統的な使い方 |
---|---|
インド | 傷口の消毒、肌トラブルの外用、結婚式前の「ウコンパック(美白ケア)」 |
タイ・インドネシア | 子宮収縮のケア(産後の回復)、防腐剤として料理に使用 |
日本 | 秋ウコン→健康食品・肝臓ケア、春ウコン→生活習慣病予防や体質改善目的に |
欧州 | チーズやバターの天然着色料、植物由来のナチュラルコスメ原料として人気上昇中 |
🍵 4. ウコンの飲み方・取り入れ方(初心者向け)
- ウコン茶:食前に1杯。苦味があるので、ハチミツやレモンと合わせると◎
- ゴールデンミルク(ターメリックラテ):
牛乳や豆乳にターメリック・シナモン・生姜・ブラックペッパーなどを加えた飲み物。海外の健康志向層に人気! - 料理に:炊き込みご飯に少量入れて色づけ、炒め物にスパイス感をプラス、スープに風味付けなど。
⚠️ 5. 使用上の注意
- 鉄の吸収を妨げる可能性があるので、貧血気味の方は常用しすぎないよう注意。
- 胆石や胆道閉鎖がある方は使用不可。また、胃酸逆流がある方は刺激になることも。
- ホルモンに影響を与える可能性があるため、婦人科疾患のある方は医師と相談を。
- 妊娠中は料理のスパイスとして少量使う程度は問題ないとされますが、薬用量の摂取は避けてください。
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付録 ハーブの資格試験対策としてのmemo
学名 Curcuma Longa
英名 Turmeric(ターメリック)
和名 ウコン
科名 ショウガ科
使用部位 根茎
含有成分 クルクミン、精油(ターメロン)
適用 消化不良、強胆 消炎

参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ
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