=古くから膀胱炎や尿道炎に使われてきた果実 です=
欧米など クリスマスのターキーに添えられるジャムとしても知られています
- 学名 Vaccinium macrocarpon, Vaccinium oxycoccos
- 英名 Cranberry
- 科名 ツツジ科
- 使用部位 果実
- 適用 膀胱炎 尿道炎 尿臭
- 含有成分 植物酸(キナ酸クエン酸 リンゴ酸 など) 、プロアントシアニジン 、 ビタミンC 、 果糖
- 安全性 適量の範囲でほとんどの場合安全
- アスピリン アレルギーのある方は ジュースなど大量の摂取はしない事
- 妊婦に関してのデータは不十分
- 相互作用 ワルファリンカリウム(血液凝固抑制薬)、肝臓で代謝される薬品(シトクロムP450)と併用すると薬剤が代謝に時間がかかり、体内に留まる時間を長くするとの報告もあり、但しエビデンス不十分です。
- アトルバスタチンカルシウム(血清コレステロールを下げる薬)と併用すると副作用を増強、及び代謝を抑制する可能性あります
クランベリーは古くから膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系の感染症や尿路結石、ビタミンC欠乏症、赤痢などの予防に用いられていました。これはクランベリーに含まれるキナ酸が腸管で吸収され、肝臓で代謝を受けて、馬尿酸と呼ばれる物質になり、尿中に排出されることによって起こるとされています。また、クランベリーは大腸菌などの感染症の原因となる菌が泌尿器の粘膜に付着するのを防ぐ働きや腎臓疾患の患者や高齢者の尿臭の軽減などの目的にも用いられています。
クランベリーを摂取すると時は、加糖していないジュースか粉末エキスを使用しましょう。
ジュースの場合は一日 最低 500ml、粉末エキスは300〜400mgを一日2〜3回服用してみて下さい
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ