=古くから膀胱炎や尿道炎に使われてきた果実 です=
欧米など クリスマスのターキーに添えられるジャムとしても知られています
- 学名 Vaccinium macrocarpon, Vaccinium oxycoccos
- 英名 Cranberry
- 科名 ツツジ科
- 使用部位 果実
- 適用 膀胱炎 尿道炎 尿臭
- 含有成分 植物酸(キナ酸クエン酸 リンゴ酸 など) 、プロアントシアニジン 、 ビタミンC 、 果糖
- 安全性 適量の範囲でほとんどの場合安全
- アスピリン アレルギーのある方は ジュースなど大量の摂取はしない事
- 妊婦に関してのデータは不十分
- 相互作用 ワルファリンカリウム(血液凝固抑制薬)、肝臓で代謝される薬品(シトクロムP450)と併用すると薬剤が代謝に時間がかかり、体内に留まる時間を長くするとの報告もあり、但しエビデンス不十分です。
- アトルバスタチンカルシウム(血清コレステロールを下げる薬)と併用すると副作用を増強、及び代謝を抑制する可能性あります
クランベリーは古くから膀胱炎や尿道炎などの泌尿器系の感染症や尿路結石、ビタミンC欠乏症、赤痢などの予防に用いられていました。これはクランベリーに含まれるキナ酸が腸管で吸収され、肝臓で代謝を受けて、馬尿酸と呼ばれる物質になり、尿中に排出されることによって起こるとされています。また、クランベリーは大腸菌などの感染症の原因となる菌が泌尿器の粘膜に付着するのを防ぐ働きや腎臓疾患の患者や高齢者の尿臭の軽減などの目的にも用いられています。
歴史的背景を少し
クランベリーは、北アメリカの湿地に自生していた、小さな赤い実。とても酸味が強く、そのままでは食べにくい果実ですが、古くから先住の人々の暮らしの中で、大切な植物として使われてきました。食べものとしてだけでなく、保存食にしたり、体調を整えるための素材としても利用されていたと伝えられています。
やがてヨーロッパからの移住者たちがこの土地にやってくると、クランベリーは少しずつ彼らの生活にも取り入れられていきました。長く保存できること、冬を越すための貴重な栄養源になることから、厳しい自然の中で暮らす人々を支える存在だったようです。
19世紀ごろになると、クランベリーは野生の植物から、栽培される作物へと姿を変えていきます。湿地を活かした独特の栽培方法が確立され、ジュースやソースなど、さまざまな形で親しまれるようになりました。特に北アメリカでは、季節の行事や食卓と結びついた果実として、文化の中に深く根づいていきます。
このようにクランベリーは、特別な薬としてではなく、自然の中で人の暮らしに寄り添いながら、大切に受け継がれてきた果実です。今もなお、日々の食や健康を意識する場面で親しまれている背景には、こうした長い歴史が静かに息づいているのかもしれません。
クランベリーを摂取すると時は、加糖していないジュースか粉末エキスを使用しましょう。
ジュースの場合は一日 最低 500ml、粉末エキスは300〜400mgを一日2〜3回服用してみて下さい



参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ


