=古くから生理痛などの婦人科疾患に用いられてきた歴史があります=
- 学名 vitex agnus castus
- 英名 chaste berry, chaste tree fruit
- 和名 イタリアニンジンボク
- 科名 シソ科
- 主要部位 果実
- 含有成分 イリドイド配糖体 フラボノイド フラボノイド配糖体 精油
- 適応 生理痛 生理前症候群 生理不順
- 適用な使用において安全
- 但し エストロゲン、パーキンソン、避妊薬、ドーパミン受容体阻害薬、抗精神薬との併用は薬の効き目に影響があるとの報告があります。医師の指示に従って下さい
- 妊婦への使用はデータ不十分です。
安全性については、ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブックに従っています。また健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修も参考にしています。
チェストベリーは古くから生理痛などの婦人科疾患に用いられてきた歴史があり、アメリカなどの折衷主義の医師などは、通経薬(月経困難薬)だけではなく、催乳薬(母乳の出をよくする薬)としても利用していたとされます。
科学的な研究によれば、チェストベリーは脳下垂体に直接作用し、黄体ホルモンの分泌を増加させ卵胞刺激ホルモンの分泌を抑制する働きがありますので、黄体ホルモンの機能不全による、生理不順やむくみ、ニキビなどに効果があるとされています。また催乳の作用については、チェストベリーがドーパミン受容体に働きかけるためと考えられています(ドーパミンは、やる気が起きる、幸福感が増すなど私たちの生活をより豊かにすることに働きかける神経伝達物質です)。
月経前症候群などの症状にブレンドティーなどにして飲むのもいいですね。
例えば、チェストベリーとレモンバーム、チェストベリーとローズヒップなどもオススメです
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ