グリセリンは私たちの体内にすでに存在している成分でもあります
グリセリンは無色透明の液体で、アルコールの一種です。健康診断の血液検査などで、トリグリセリド(中性脂肪)と言えば、聞き覚えがある方もいらっしゃると思います。トリグリセリドはグリセリンに脂肪酸が3つくっついたものですから、グリセリンは私たちの体内にすでに存在している成分でもあります。安全性も高いため、手作り化粧水など保湿効果を高めるためによく使われます。ただ、使い方によってはかえって逆効果になってしまうようなので注意が必要です。グリセリンのもっとも重要な性質、保湿性は、水分を外部から取り込むことで得られますが、濃度を濃くしてしまうと、逆に肌の水分も吸収してしまいます。濃度は10%くらいまでに抑えるのがベターと言われています。
グリセリンは植物性(椰子油などが原料)と石油から作られる合成グリセリンがあります。手作り化粧品などは、植物性を使う事も多いですが、合成グリセリンが危険と言うことではありません。合成グリセリンは植物性のグリセリンに比べ、不純物が殆ど無いのが特徴です。