ホホバオイルについて

実は油脂類ではなくワックス類(ロウ)に属します

ホホバオイルについて

ホホバオイルは、実は油脂類ではなくワックス類(ロウ)に属します※を参照)。油脂と同じように扱われることが多いですが、ワックスであるため酸化しにくく、保湿性に優れるのが大きな特徴です。そのため、化粧品やアロマクラフトの基材として幅広く利用されています。

精製と未精製のちがい

  • 未精製(ゴールデンホホバオイル):淡い黄色で、ステロール類や色素など天然成分が残っています。自然な成分を重視する方に好まれます。
  • 精製(クリアホホバオイル):無色無臭で不純物が除かれており、低刺激でアレルギーを起こしにくく、子どもや敏感肌でも使いやすいのが特徴です。保存中の品質変化も起こりにくい利点があります。

主な作用と利用法

  • 皮膚の水分蒸発を防ぎ、乾燥や肌荒れを防ぐ働きがあると報告されています。
  • 人間の皮脂に近い成分構造を持つため、乾燥肌・脂性肌の両方に適応しやすいとされています。
  • 髪のキューティクルを守り、艶や手触りを良くするため、シャンプーやコンディショナーの基材にもよく利用されます。

性質

  • 酸化に強く、保存性に優れます。
  • 低温(15℃以下)で白濁や固化しますが、常温に戻せば元に戻り品質には問題ありません。
  • 軽い使用感でベタつきにくく、精油の希釈にも安心して使えます。

補足:油脂とワックスのちがい
油脂(オリーブオイルなど)は、脂肪酸とグリセリンが結びついたもの。酸化しやすく保存期間は短め。
ワックス(ホホバオイルなど)は、脂肪酸と高級アルコールが結びついたもの。酸化しにくく安定性が高い。蝋燭に使われる蝋もこの仲間です。

歴史的背景

ホホバはアメリカ南西部やメキシコ北部が原産で、先住民は古くから肌や髪の保護に用いてきました。1970年代には捕鯨規制によりクジラ油の代替資源として注目され、世界的に利用が広がりました。

ホホバオイル
未精製ホホバオイル

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