樟脳 として、日本では知られている成分です
クスノキ科の各部の水蒸気蒸留で得られる精油主成分で、日本では、樟脳として知られています。
樟脳は、古来より、虫除けとして利用されており、
タンスの防虫剤として、使われてきました。
日本薬局方ではd−、dl-カンフルととも収載品で、
消炎、鎮痛、鎮痒剤、筋肉痛、打撲、捻挫などの極度刺激、などに用いられる。ローズマリーなどに多く含まれています。
因みにカンフル剤のカンフルはここが語源となっています。
カンフルは古くは医薬品として使われていました。特に心臓の働きを活発にして、血圧を上昇させる目的でこのカンファーが注射されていたそうで、いわゆるこれが「カンフル剤」。
なお、現在ではカンファーが強心剤にとって使われる事は無いとのことです。
中性で水、有機溶媒に溶ける性質ですが、やや刺激が強く、取り扱いには注意が必要です。
