=かつては宇宙飛行士、オリンピック選手に用いられたハーブです=
学名 Acanthopanax senticosus
英名 Eleuthero siberian ginseng
別名 シゴカ(刺五加)
科名 ウコギ科
使用部位 根 根茎 茎
含有成分 リグナン、クマリン誘導体、サポニン類
- ドイツコミションEモノグラフでは、服用期間通常は3ヶ月、1ヶ月のインターバルと記載
- 心疾患、糖尿病、乳がんの患者は使用不可との報告あり。医師の診察を仰いで下さい
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブックに従っています)
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修 参考
エゾウコギは朝鮮人参と同じウコギ科で、旧ソ連で薬効の研究が開始されました。日本では北海道東部にのみ生息し、アメリカではシベリア人参、中国では刺五加と呼ばれていいます。 エゾウコギと朝鮮人参の違いは、含有するサポニンにあります。エゾウコギのサポニンはエレウテロシドという物質で、エレウテロシドはβエルドルフィン(脳内神経伝達物質で、鎮痛、興奮作用、高揚感などの作用がある)を分泌促進する事が解っており、旧ソ連では運動向上、集中力持続などの目的でスポーツ選手、宇宙飛行士に用いていました。中国では刺五加と呼ばれていますが、シゴカの五は葉が5枚あることに由来します。
エゾウコギの利用法
- 血管を拡張しれ血圧を降下させ、鎮静効果がある事が認められています。強壮薬、リウマチ、神経痛、不眠、食欲不振などに用いられます。チンキ剤、ハーブティで服用してみて下さい
- 通常は3ヶ月以内に服用、これ以上続ける時は、1ヶ月空けてから再度服用するなどの方法もあります。
- 新芽は天ぷらやおひたしとして食用になります。
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ