=茶は養生の仙薬=
- 学名 Camellia sinensis
- 英名 Green Tea
- 和名 チャ
- 科名 ツバキ科
- 使用部位 葉部
- 含有成分 アルカロイド(カフェイン テオブロミン テオフィリン)、
- タンニン(エピガロカテキンガレート等)、アミノ酸(テアニン)
- クロロフィル、精油
- 適用 鎮静/利尿/収れん/止瀉/抗菌 神経疲労 下痢
- 安全性 気管支拡張薬、アドレナリン薬剤、中枢神経系刺激剤など 飲み合わせは注意が必要です。
- 妊婦への飲用は少量であれば安全、多量摂取はお控え下さい
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考
緑茶が体によいと言われる理由のひとつが、「カテキン」という成分です。カテキンは、緑茶の渋みのもとになる成分で、体の中で起こる酸化をおだやかに抑える働きがあることが知られています。そのため、健康維持や生活習慣の管理に役立つ成分として、さまざまな研究が行われてきました。
緑茶に含まれるカテキンにはいくつか種類がありますが、特に多く含まれているのが「エピガロカテキンガレート(EGCg)」です。この成分は、緑茶カテキンの中でも中心的な存在で、全体の約半分を占めています。抗酸化作用が強いことが特徴で、体内の脂質の酸化を抑える方向に働くことが、動物実験などで報告されています。
たとえば、高脂肪・高コレステロールの食事と一緒にEGCgを摂取した場合、血中のLDLコレステロールの増加が抑えられたという研究結果もあります。ただし、これはあくまで実験条件下での話であり、「飲めば下がる」といった単純なものではなく、日々の食生活全体の中で考える必要があります。
また、緑茶にはカフェインも含まれていますが、同時に「テアニン」というアミノ酸も含まれています。テアニンは気持ちを落ち着かせる方向に働く成分として知られており、この2つが同時に含まれていることで、緑茶はコーヒーほど強い刺激になりにくい飲み物とされています。シャキッとしつつ、どこかほっとする感じがあるのは、この組み合わせによるものです。
緑茶の歴史を少し
日本における緑茶の広まりには、栄西の存在が欠かせません。栄西は鎌倉時代の禅僧で、中国から茶の種と飲茶の習慣を日本に伝えた人物として知られています。
栄西は著書『喫茶養生記』の中で、茶は体を整え、心を養う飲み物であると説きました。当時の日本では、茶はまだ一般的な飲み物ではありませんでしたが、栄西の考えは武士や僧侶の間に広まり、やがて人々の日常へと浸透していきます。
このことから、緑茶は単なる嗜好品ではなく、「体と心を整える飲み物」として、日本の文化の中に根づいていったといえるようです。因みに栄西さんは「桑」についても、同様に効能を説いています。

参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ


