- 学名 Cynara scolymus
- 英名 Artichoke
- 和名 朝鮮アザミ
- 科名 キク科
- 使用部位 葉部
- 含有成分 苦味質(シナロピクリン) クロロゲン酸 シナリン カフェ酸
フラボノイド配糖体 タラキサステロール - 適用 健胃 胃痛 消化不良 食欲不振 高コレステロール血症や動脈硬化
キク科アレルギーのある人は使用不可
胆道閉鎖、胆石疾患のある方は医師の診断を仰いで下さい
妊婦の使用においてはデータ不十分
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブックに従っています)
アーティチョークと言えば、野菜のイメージが強いですが、薬用ハーブとしての歴史はギリシア、ローマ時代にまで遡り、古くから飲用されていたようです。現在でも肝機能の促進、利胆の目的で、ベトナムなどではお酒を飲んだあと、二日酔いを防ぐティーとして一般的に利用されています。
葉に含まれるシナリンや苦味成分シナロピクリンなどが肝機能の促進、利胆作用(胆汁分泌の促進)に関与している事が今日では科学的にその効果が実証されているようです。
こちらアーティチョークティーは苦味性健胃剤としての役割も大きく、消化器の働きを向上させてくれます。夏バテなどによる食欲不振にも効果を発揮します。
✨️アーティチョークは、苦味をもつ葉剤です。ペパーミント、バードックなどを加えると幾分マイルドに飲みやすくなるかと思います。お試し下さいね
🧬 アーティチョークの有用性を広げる情報
1. 伝統医療・歴史的背景
- 古代ギリシア・ローマ時代では、「肝臓の守り手」として貴族や富裕層の間で珍重されていました。
- 中世ヨーロッパでは、利尿作用と胆汁分泌促進作用に注目され、「春の解毒ハーブ(スプリングクレンズ)」として用いられていました。
2. 現代の研究・科学的根拠
- ドイツでは、医薬品グレードのハーブとして「肝機能障害」「高脂血症」の治療に使われています(ドイツコミッションE承認)。
- シナリンは胆汁の分泌を約60%促進したという研究報告もあり、脂肪の多い食事による消化不良に効果的とされています。
3. 味と風味のブレンド例
- 葉部の抽出液は苦味が強く、少し草っぽい風味があります。
- ブレンド例:
ペパーミント(清涼感)
レモンバーム(やさしい酸味)
ジンジャー(巡りを助ける)などと相性◎ - 5. 相乗効果が期待できるハーブとの組み合わせ
<肝臓ケア>
ダンディライオンルート
<消化促進>
フェンネル
<食欲増進>
ジンジャー、オレンジピール
4. 形状・製品のバリエーション
- ドライハーブ(ティー用)
- チンキ(アルコール抽出):少量でしっかり効果を感じたい方に
- サプリメント(エキス加工):利便性重視の方に
- 苦味強めのハーブなので、食事の直前または食後に飲むと効果的
6. 生活への取り入れ方アイデア
- 重たい食事の前に1杯(例:焼肉やチーズ料理)
- 飲み会の翌朝に
- 苦いハーブはサプリで飲むと味を感じにくくてとってもありがたいのですが、
実はハーブティーにすることで「体に聴く感覚」が養われると言われます。
苦い⇒ きっと効くぞ! こんな感じですね☺️

参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ