=免疫力アップにオススメのハーブです=
- 学名 Echinasea angustifolia, E.pallida, E.purpurea(3種)
- 科名 キク科
- 使用部 地上部、根部も含む
- 有効成分 イヌリン、クロロゲン酸、エキナコシド、シナリン
- 適用 風邪 インフルエンザの上気道感染症 尿道炎などの泌尿器系感染症 治りにくい風邪
- 適切な使用において安全
- 但し、キク科アレルギーのある方は飲用しない事
- 結核、白血病、膠原病、多発性硬化症、エイズ、HIV感染および自己免疫疾患のような進行性疾患には禁忌とあります。またE.pallida, E.purpureaは十分なデータがない関係で連続の使用は8週間以内としています。
- 妊婦においては安全との報告もありますが、エビデンスが不十分です
- 連続して長く服用しない。(長期で8週間くらいを目安に)
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修 参照
こんにちはひたちなか市のハーブ教室 どうぞのいすです。今日はエキナセアについてご説明させて下さいね
エキナセアは北米先住民が最も大切にしたハーブとして知られ、古くから風邪、疫病の治療に用いられていました。その後、19世紀後半にはヨーロッパで、戦後はドイツを中心に研究が進み、免疫をアップさせる作用、抗ウイルス作用の有効性など、確認されました。現在では、インフルエンザ、ヘルペス、カンジタ症、膀胱炎などの感染症など医療品の補助療法として用いられています。また、傷薬としても利用されています。海外では薬の型も圧縮液、カプセル、チンキ剤、注射剤まで様々です。
最近、エキナセアは紅茶屋さんなどでも見かけるようになりましたね。その有効性が徐々に浸透してきたように思います。水に溶けやすいカフェ酸などの成分が含まれますので、ティーとして飲むのもオススメですし、抗菌、抗酸化、血管拡張などに効果があるエキナコシド、シナリンなどもいっしょに抽出するのであれば、チンキ剤を作るのが有効です。
チンキ剤はティーに数滴垂らしたり、うがい薬などにすると便利です。特にインフルエンザが流行しているシーズンなどにはオススメです。
——では ここでエキナセア トリビアを少し——
1. 花の魅力と名前の由来
- 学名 Echinacea はギリシャ語「echinos(ハリネズミ・ウニ)」が由来。
花の中心がトゲトゲしている姿にちなんで名付けられました。 - 夏に咲き、蜜源植物としてミツバチや蝶に人気なようです。
2. 万能薬から現代医療へ
- 19世紀後半のアメリカでは、抗生物質がない時代に「万能薬」として解毒や感染症の治療に幅広く使われました。また、ドイツでは、抗生物質の登場で一時下火になるも、戦後、自然療法として再評価されたようです。
- 日本でも1990年代後半に「免疫力アップのハーブ」として人気が高まり、2009年の新型インフルエンザ流行時に再注目されました。上記したように、最近は紅茶屋さんにも置いてあるのを見かけたりします!
3. 3種の違い
- E. angustifolia:根に有効成分が多く、ネイティブアメリカンが使用していた品種です。
- E. purpurea:ドイツのコミッションE 医療では、地上部にも有効成分があると評価。最も広く栽培、利用されているようです。
- E. pallida:コミッションEでは、根部分に有効成分があることが記されています。
👉 現在の研究の中心は E. purpurea と E. angustifoliaです。
✨️ コミッションEモノグラフとは「コミッションE」とは、ドイツが国家レベルで作った“ハーブの処方箋ガイド”。安全性・有効性を科学的に審査して、「どのハーブをどう使うか」を示したものです。
📌 まとめ
エキナセアは「花としての美しさ」と「薬としての歴史」の両方を持ち合わせた特別なハーブ。北米先住民の知恵から始まり、アメリカ・ドイツ・日本を経て、現代でも“免疫サポートのハーブ”として愛されています。
エキナセアの利用法
- インフルエンザが流行る冬、チンキを作ってうがい薬などにしてみましょう。
風邪予防にオススメです
(コップ1杯に茶さじ1杯くらい〜初めてみて。 アルコールに敏感な方は、熱湯で始めチンキを混ぜ、アルコールを飛ばして見て下さい) - ハーブティーとしてもオススメです。(熱湯150CCに ティースプーン山盛り1/2〜1)
抗ウイルス作用、抗菌作用、免疫アップなど、期待できるハーブです。


参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ
ハーブ教室 茨城 ひたちなか市 水戸市 どうぞのいす