=料理の分野に欠かせない香草ですが 古くから芳香性健胃薬として用いられています=
- 学名 Foeniculum vulgare
- 英名 Fennel
- 和名 ウイキョウ
- 科名 セリ科
- 使用部位 果実
- 含有成分 精油成分(トランスアネトール、フェンコン、エストラゴール)、
- フラボノイド、タンパク質
- 適用 鼓腸、疝痛、上気道カタル
- まれに皮膚や呼吸器系のアレルギー反応がるとの報告
- 妊婦においてはデータ不十分
安全性についてはドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブックに従っています
また健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考にしています
フェンネルは香草として料理の分野で古くから使われているハーブですが、芳香性健胃薬(独特の芳香によって、胃の機能を促進させる生薬) としての役割、また駆風作用(腸内のガスを出す)にも利用されるハーブです。また、フェンネルは鎮痙作用(痙攣を鎮め、疼痛を緩和する)や去痰作用もあるため、上気道カタルなどにも使われます
こうした働きはセリ科のアニスシード、キャラウエイシードとも共通するためAFCteaとして、広く用いられています
因みに
駆風作用は強い方から キャラウエイ>フェンネル>アニス
去痰作用は強い方から アニス>フェンネル>キャラウェイ となります。
参考 フェンネル(ウイキョウ 茴香)とディルの違い
同じセリ科ですし、とても似ています。
フェンネルは多年草ですが、ディルは一年草です。
フェンネルには鱗茎(球根)があります。
味は分かりやすく言うと、ハンバーガーに入っているピクルスの香りが、ディル。
フェンネルは、スパイスっぽい香りで、八角(大茴香)に似ています。
因みにフェンネルと似た名前でフェネグリークと言うのがありますね。
こちらは、マメ科の植物で別物です。
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ