=クエン酸が身体の疲れを取ってくれます、リフレッシュしたいときに=
- 学名 Hibiscus sabdariffa
- 英名 Red Sorrel
- 別名 ロゼル
- 科名 アオイ科
- 使用部位 がく部
- 含有性成分 クエン酸、リンゴ酸、ハイビスカス酸、アントシアニン色素、粘液質
ペクチン、ミネラル - 適用 肉体疲労 眼精疲労 食欲不振 便秘 風邪 上気カタル
- 適切な使用において安全
- ただし薬剤としての使用は、糖尿病、低血圧 改善の薬に対しては影響を与える事があるとの報告あり
- 妊婦への使用は、薬剤としての使用は控えた方がよいようです。ティーとしては安全。
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考
ハイビスカスティーは、鮮やかなルビー色と爽やかな酸味が特徴のハーブティーです。観賞用のハイビスカスではなく、ローゼル(Hibiscus sabdariffa L.)という品種の萼(がく)の部分を利用します。ここにはクエン酸やアントシアニン、カリウムなどが豊富に含まれています。
クエン酸やハイビスカス酸はエネルギー代謝をサポートし、運動時や疲労時のドリンクとしてもおすすめです。カリウムは利尿作用を助け、むくみの改善に役立つとされます。また、果実酸には穏やかな緩下作用があると報告されています。
ローズヒップを加えることで、天然のビタミンCがプラスされ、美容や疲労回復のサポートに。酸味もまろやかになり、飲みやすさが増します。ホットでもアイスでも美味しく、特にアイスティーは運動後や暑い季節の水分補給にぴったりです。
ハイビスカス・ローゼル トリビア
1. 世界での呼び名は様々。各国で栽培されています。
- エジプトやスーダンでは「カルカデ」と呼ばれ、結婚式やお祝いの飲み物として欠かせない飲み物のようですよ。
- ジャマイカでは「ソレル(Sorrel)」と呼ばれ、クリスマスシーズンの定番ドリンク。ジンジャーやシナモン、ラムを加えてスパイシーな味わいにして 楽しみます。
ソレルは、
ハイビスカス(ローゼル)
ジンジャー
シナモン、クローブなどのスパイス
砂糖(またははちみつ)
ときにラム酒
を加えてつくるのが定番のようですよ。
3. 食用としての利用
- 萼(がく)は鮮やかな赤、ジャムやゼリーに加工されるほか、砂糖漬けにしても美味しいようです。
- 若葉は野菜としてカレーや炒め物に使われる地域もあるようです。
特にアフリカやアジアの一部では“ローゼルリーフカレー”が家庭料理。
4. 栽培と歴史
- 原産地はアフリカのサハラ。16世紀ごろにアジアへ広まり、インドやタイでは今も広く栽培されています。
- 日本には明治時代に導入され、沖縄で「ローゼル」として観賞・食用両方で育てられています。
- 古代エジプトのファラオも「カルカデ」を飲んでいたと言われる記録があります。暑さの中での水分・ミネラル補給として利用されていたそうです。

参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ