=ドイツの修道女 ヒルデガルトによって、ヨーロッパ全土に広められたとされています=
- 学名 lavandula angustifolia
- 英名 ラベンダー
- 科名 シソ科
- 使用部位 花部
- 含有成分 精油(酢酸リナリル、リナロール) フラボノイド タンニン
- 適応 不安、就眠障害、神経疲労、神経性胃炎
- ラベンダーの精油は初心者にまず勧める精油として知られ 使いやすい精油ですが、妊娠初期は使用せず、安定期に入ってから使用して下さい。通経作用があるとの報告もあります。
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考
ラベンダーは古代ギリシャの時代から神経安定,心身の浄化に用いられてきたハーブで、ドイツの修道女 ヒルデガルトによって、ヨーロッパ全土に広められたとされています。現在でもドイツでは不安、就眠障害には茶剤として、神経疲労、神経性胃炎などの自律神経失調症には入浴剤、さらに神経痛にはチンキ剤を塗布するなど、様々な方法で利用されています。
ラベンダーの精油に含まれる、酢酸リナリル、リナロール(モノテルペンアルコール)は、鎮静、鎮痙(痙攣を鎮め疼痛を緩和)作用、抗真菌、抗菌作用を発揮します。この鎮痙、鎮静作用は自律神経への芳香効果と平滑筋に対する神経伝達物質の関与による直接的な効果の複合効果と考えられており、リラックスを目的としたオイルマッサージなどに繁用されています。
鎮静効果を期待して、夜寝る前などにティーを飲むと、リラックス効果が期待できます。また抗菌作用があるので冬の寒い時期などには風邪予防にもつながります。
なんといってもラベンダーと言えば、エッセンシャルオイル。アロマオイルとして一番用途が広く、よく使われるため「ファーストチョイスの精油」とも言われています。精油に多く含まれる成分リナロール等がリラックス効果が発揮してくれます。寝室にアロマポットなどを置いて芳香させて眠りにつくのも勧めです。
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ