Herb-サイリウムについて

豊富な食物繊維を含む膨潤性便秘薬

  • 学名 Plantago ovata
  • 英名 Psylla
  • 和名 インドオオバコ
  • 科名 オオバコ科
  • 使用部位 種子及び種皮
  • 含有成分 粘液質 油脂 イリドイド配糖体(アウクビン)
  • 適用 慢性便秘 過敏性腸症候群
  • 禁忌 腸閉塞
  • 少なくとも250mlの水分と共に服用する事
  • 十分な量の水と一緒に経口した場合殆どの場合において安全
  • 糖尿病治療薬と併用すると血糖値を過度に低下させるおそれあり、血糖値を注意深く監視する必要あり。主治医の指導に従って下さい
  • ジゴキシン(心臓収縮を強める薬)と併用すると、食物繊維が影響してジコキシンの効果を弱める可能性あり、服用する4時間前、または2時間後に服用して下さい。
  • 炭酸リチウム(躁病・躁状態治療剤)と併用すると食物繊維が影響して炭酸リチウムの効果を弱める可能性あり、サイリウムは少なくとも1時間後に服用して下さい
  • カルバマゼピン(向精神作用性てんかん治療剤)と併用すると食物繊維が影響してカルバマゼピンの効果を弱める可能性あり

安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブックに従っています)
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考

サイリウムは粘液質を10%〜30%と豊富に含み、水を加えると吸収、膨潤して容積が30倍にも増え、ゼリー状の塊になります。この塊が腸の蠕動運動を刺激して便秘を改善します。ドイツでは慢性の便秘や過敏性腸症候群の改善に、また痔疾患、妊婦の便秘予防に用いられています。サイリウムはこのような緩下作用だけではなく、生活習慣病の予防となるさまざまな効能が確認されており、LDLコレステロール、トリグリセリドなどの値の減少、血糖値の低下などの報告がなされています。

サイリウム畑
サイリウム

参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ

Next article

Herb-ジンジャーについて