=古来より幅広い効能で知られ薬草として利用されてきたハーブです=
- 学名 Taraxacum officinale
- 英名 ダンディライオン
- 和名 西洋タンポポ
- 科名 キク科
- 使用部位 主に根
- 適応 便秘、消化不良、浄血 催乳 胆嚢系の不調、リウマチ
- 含有成分 イヌリン、フィトステロール(タラキサステロール)、苦味質、ミネラル(カリウム、カルシウム)
- 適切な使用において安全 但し、キク科アレルギーには注意が必要です
- 胆道閉鎖、胆嚢炎、腸閉塞 のある方は使用できません
- 糖尿病、利尿薬、抗菌薬などとの併用で薬の効き目に影響があるとの報告があります。医師の指示を仰いで下さい
- 妊婦への使用はデータ不十分です。
安全性については、ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブックに従っています。また、健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修も参考にしています
ダンディライオン(たんぽぽ)は繁殖力が強いので、世界各地に生息し、一般的には雑草として認知されている方も多いと思いますが、古来より幅広い効能で知られ、薬草として各国で使用されて来ました。インド、アラビアでは肝臓、胆嚢の不調、リュウマチなどの体質改善に、北米の先住民族の間では腎臓病や水腫などの皮膚病などに使われていたようです。我が国でも、健胃薬、利胆(胆汁分泌の促進)、便秘改善薬、催乳(母乳分泌促進)の目的で用いられてきた歴史があります。現在では、ダンディライオンの根を軽くローストして淹れたお茶はタンポポ珈琲として、自然食レストランなどでよく見かけるようになりました。
- ティーとして飲むと、食物繊維のイヌリンが便秘を解消に繋がります
- ティーとして飲むと、利用作用があるのでむくみ解消に繋がります
- 母乳の出をよくする働きがあることでも知られています。(その由来は茎を折った時に出てくる白い液(乳液と呼びます 成分は天然ゴムです)から昔の人は母乳を連想し、これは効くのではないか?との事で試してみた、との逸話など残っています)
参考文献 メディカルハーブの事典