=咳止め薬として、古代から使われていたハーブです=
- 学名 thymus vulgaris
- 和名 タチジャコウソウ
- 科名 シソ科
- 使用部位 葉部
- 適用 気管支炎 消化不良 口臭
- 含有成分 サポニン 精油成分(チモール、カルバクロール)、フラボノイド、タンニン
- 妊婦の使用は不可(子宮を刺激します)
- 薬剤(血液凝固、エストロゲン、アルツハイマー、緑内障など)薬の効き目に影響があるとの報告があります,医師の指導を仰ぐ事をオススメします。
- 精油成分については、肝毒性が指摘されており、精油単独での使用には濃度など注意が必要です。
- 但し、ハーブとして使う場合はこれに該当しません。安心して使用できます
参考 健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
ハーブの中でも最も抗菌力の強いハーブであり、花言葉は「勇気」、古代ギリシャの兵士は身体にタイムをすり込み戦場に向かったと言われています。「タイムの香りのする人」と言われる事は男性にとって最大の褒め言葉だったとの逸話が残っています。タイムは古くから鎮咳、鎮痙剤として使われたようで、17世紀のハーバリスト ニコラスカルペッパーはタイムの浸剤が百日咳や胃の痛みに有用であると報告しています。咳や胃痛に作用しているのは、タイムに含まれるサポニンやアピゲニンなどのフラボノイド、強力な抗菌力についてはチモール、カルバクロールなどのフェノール系の精油によるものようです。ドイツなどでは、ハーブティーは小児の呼吸器疾患に処方されています。
- 喉の痛み、咳などにハーブティーとして飲むのがオススメです。抗菌作用が強いので、痰なども取り除いてくれます。花粉症にもオススメです。
- 風邪予防としてチンキ剤でうがいをすると効果的です。殺菌作用では、シソ科の植物(ミント、ローズマリー、ラベンダー、セージ、など)のなかでも、トップクラスです。
- 消臭効果も高いので臭み消し、殺菌作用を利用して保存食、など料理などにも利用できます。
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ