ブレンドの背後にある科学
果たして、香りは消えるのか?
結論から言うと、
多くの場合「消えた」のではないようですよ。
起きている現象は、主にこの三つ。
①空気中へ拡散している
②嗅覚が慣れている
③成分が変化している
まず、①を少し掘り下げましょう。
香り成分は揮発性物質が中心です。
時間とともに空気中へ広がりますから、濃度が下がりますよね。
なので、分子が消滅したわけではなくて、
私たちの鼻が捉えられることができなくなった、
②の嗅覚が慣れているについては
嗅覚は、同じ刺激を受け続けると感度を下げてしまいます。
香りが室内に存在していても、
脳が「もう情報として要らないかな」と判断する。
これも「消えた」と感じる大きな理由です。
③成分が変化している
これは
酸素や光、時間の影響で、
香気成分は別の物質へ変わるんです。
(前回 お話した 柑橘系の精油でもお話したことになるんですが)
ここで、市販の消臭剤のCMを思い出しませんか?
最近は無くなったかな〜。
来客が来て、この部屋、くさい!
みたいなやつ
来客は、①②③
まだそれを受け取っている状態ですよね。
現在の
市販の消臭剤は
大まかに
①酸やアルカリを利用して 物質を変化させている
②活性炭などで、ニオイを吸着させる
③香りで、部屋の残った香りをカバーする。(アロマはここが多いですね)
など が用いられているようですよ。
どれか 一つというより、 組み合わせて使うと良さそうですね。
次回は「無臭=清潔?」について
私の家のニオイは、皆さんどう感じてるかなぁ。
ちょい不安になり、ペットのハチ🐱を見る???
はい、どうも。
「失礼な」と言うお顔でございました🥷

ひたちなか市のハーブ教室、どうぞさんのハーバルスタジオでした


