ブレンドの背後にある科学
植物は、偶然そこに生えているわけではないんですね。
その地域の気候、土壌、水、光の量、周囲の生きものとの関係──
そうした条件の積み重ねの中で、「その個性」生まれてきます。
たとえば、
乾燥した土地に育つ植物は、水を逃がさない構造で生き延びるすべを身につけ
寒冷地の植物は、短い夏に一気に成長する仕組みを備えています。
香りが強い植物の多くは、虫や動物から身を守る必要があった環境で生きてきました。
つまり、
成分や作用は、植物が生き抜くために身につけた“戦略の結果” です。
個々が大事!
「このハーブは○○に効く」や
「この成分が入っている」よ。
が、とても事務的な理解だけに留まってしまいます。
でも、
- なぜこの成分が多いのか
- なぜこの部位が使われてきたのか
- なぜ香りが弱い/強いのか
こうした疑問は、
その植物の生育環境を知ることで、きれいにつながります。
日本でも世界を見渡しても。
古くから使われてきた植物の中には、
派手な香りはないけれど、日常に寄り添うものが多くあります。
それは、それぞれの気候や暮らしに、一生懸命に適応してきた植物の結果とも言えるんですよね。
植物を「材料」として見るか、
「息づいたもの」として見るか。
この視点の違いが、
ハーブの理解を、ぐっと立体的にしてくれますよ。

今日の一言
「一生懸命に生きた結果の産物を私たちは頂いているのだなぁ、しみじみ🥷」
次回は
18.その生き方が、どんな成分として現れているのか。
少しずつ、成分の話へと進んでいきましょうね。
ひたちなか市のハーブ教室、どうぞさんのハーバルスタジオでした


