18.その生き方が、どんな成分として現れているのか。

ブレンドの背後にある科学

実は植物は、目的をもって成分を”作ろう”としているわけではないんですね。

置かれた環境の中で、生き延びるために選んできた結果が、

私たちが「成分」と呼んでいるもの、といっても過言ではありません。

強い日差しの下で生きてきた植物。

砂漠や寒暖差の激しい場所で生きてきた植物。

環境の厳しい中で、傷つきながら生き延びてきた植物。

そうした生き方そのものが、

抗酸化物質や、芳香成分、苦味や渋みとして、植物の中で息づいてきたんですね。

ですから、ハーブの効き目、成分を見る時でも、

どんな環境で育ったかな?

を見ていくと面白いんです。


たとえば、

香りが強い植物は、なぜ香りを持つ必要があったのかなぁ。

苦味のある植物は、何から身を守ろうとしてきたのかなぁ。

粘性のある成分は、何を守り、何を修復するためだったのかなぁ。



こんな風に考えてみる。

そして、

次の段階で、ようやく

「では、その生き方は、どんな成分として表れているのか」

と、細部に目を向けていきます。

成分は、植物の履歴書のようなものなんですよね。

そして、その植物の“戦い方”や“身の処し方”は、
私たちに与える影響とも、
どこか共通する部分を持っています。

強い環境にさらされてきた植物が、
私たちにとって「ピリピリと刺激」として感じられることがあるように、
穏やかな環境で育った植物は、
やさしい印象を残すことが少なくありません。

だからこそ、
成分だけを切り取って見るのではなく、
その植物がどんな場で、どう生きてきたのかを知ることが、
植物を扱う上で重要なヒントだったりするんですね。

どうですか、なんか、不思議世界ですよね。面白くないですか?



今日の一言
「植物は自分の履歴書、ちゃんともってるんだよね、学歴詐称がしてないぞよ🥷」

次回は

19.成分名を覚える前に、立ち止まる理由  です。


少しずつ、成分の話へと進んでいきましょうね。

ひたちなか市のハーブ教室、どうぞさんのハーバルスタジオでした