ローズと聞いて、何を思い浮かべますか?
アニメのベルサイユのバラとか、バラのガーデンとか。
やはり、「華やかさ」かもしれません。
確かに、ハーブとしてローズをブレンドした時、ふんわりローズの香りがすると、
一瞬で華やかさを醸し出しますよね。
けれど、ハーブの効能としてのローズは、
見た目の印象ほど前にでると言う事はなく、穏やかです。
歴史的背景
ローズは古代ペルシャ、ギリシャ、ローマ時代から栽培や蒸留が行われいたようです。
たとえば、クレオパトラが薔薇の香りで客人を迎えたという記述や、
ネロが宴席で大量のバラの花弁を降らせたという逸話なども存在します。
また、中世ヨーロッパでは修道院医学で活用され、
芳香水(ローズウォーター)は保存・清浄・香料用途で広く使われていたようです。
つまりローズは、
「華やかさ」だけで歴史に残ったのではなく、
医学的にも利用されてきた花なんですね。
味と性質
- ほんのり甘く、渋みがある
- 酸味は強くない
- 香りは揮発性が高く、長時間加熱で弱まりやすい
主な利用法
ローズは、古代から香料や芳香水として用いられ、王侯貴族の象徴的な香りとして広まりました。蒸留技術の発展とともにローズウォーターや精油が生まれ、やがて化粧水や軟膏などの皮膚ケアにも応用されます。
ティーには微量のタンニンが含まれるため、穏やかな収斂作用(ひきしめ)とやわらかな芳香をもたらします。抽出液はそのままスキンローションとして利用されることもあります。
また、この軽い収斂作用を利用して、口内炎などの口腔内の不快感にうがいとして用いられることもあります。
さらに、バラの香りは心理面への影響も研究されており、ローズの香りが不安の軽減や自律神経調整に関与する可能性が示唆されています。現在中年女性の情緒不安や緊張の緩和に関する研究報告などがあるようです。
ローズは単に華やかな香りを楽しむ花ではなく、
肌を穏やかに整え、香りで気分をやわらげ、
ブレンドの中では角を丸くして全体の調和をつくる――
美しさと実用性の両方を担ってきた、歴史の長いハーブです。などにな
ブレンドでの役割
ローズ自体は「前に出る強さ」よりも、
全体の立体感をだす、そんなハーブかなと思います。入れすぎると、かえって それぞれの 個性が無くなってしまいます。
たとえば、
- ローズ+ハイビスカス → 酸味の角を丸くする
- ローズ+リンデン → 穏やかな香調に統一感
- ローズ+レモンバーム → 軽さに奥行きを与える
強く主張せず、でも、香りをもって深み、立体感を出す。そんなハーブではないかと思います。
注意点
をあげておきます。
- ローズティーにおいては、一般的に問題は少ないとされますが、妊娠中、授乳中の長期使用は避けましょう。
まとめ
匂いが足される”というより、
全体の印象が再構成される感覚に近いかな。
だから、ほんの少量でも空気が変わる。
それがローズの特徴です。
基本情報
学名と主な種類
- Rosa gallica
- Rosa damascena(ダマスクローズ)
- Rosa centifolia(センティフォリア)
ハーブとして用いるのは主に花弁です。

今日の一言
「奥ゆかく気品ある華道の先生 それが ローズさん☺️」
次回の ハーブプロフィ−ルは
52.リズムを調節するハーブ チェストベリー についてです
ひたちなか市のハーブ教室、どうぞさんのハーバルスタジオでした
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