決して華やかな植物ではないけれど、
女性のリズムに関わる分野では、非常に実務的な位置にいる植物です。
月経前症候群(PMS)など、女性特有の症状に役立つハーブとして知られ、現在でも多くの臨床研究報告がなされています。
少し説明をさせて頂くと、
チェストベリーの成分が脳の下垂体に働きかけ、
プロラクチン分泌を抑制する方向に働くと考えられています。
このプロラクチンが過剰になると、
・月経前の乳房の張り
・周期の乱れ
・PMS症状
などが出やすくなります。
そのため、
プロラクチンを間接的に調整することで、
結果として視床下部‐下垂体‐卵巣系のリズムが整いやすくなる、
という理屈です。
つまり、ホルモンを足すとかではなく、ホルモンを出やすくしたり、押さえたりの、
指示を出す方向に働くのが、チェストベリーの特徴です。
歴史的背景
チェストベリーは古代ギリシャ時代から知られたハーブなんですね。
古くはヒポクラテスやディオスコリデスの文献に婦人科領域での使用が記されているようです。
また、ローマのプリニウスも『博物誌』で女性の節制や祭事との関連を述べています。
中世には修道院で禁欲の象徴として植えられたそうですよ、このチェストベリーが「欲望を鎮める」と信じられていたからのようです。
そこから chaste tree(貞節の木、英国で、chaste は、純潔・貞節の意味)という名が広がったそうですよ。
ブレンド例
チェストベリーは 特有のスパイシーさを持ったハーブですので、
あまり多く入れると飲みにくくなる性質があります。
ローズ(情緒安定)
レモンバーム(神経過敏を抑える)
ネトル(むくみを取る)
など、組み合わせで考えられるといいかもしれませんね
注意点
- 妊娠中は使用しない
- ドパミン作動薬(パーキンソン、高プロラクチン血症の方)服用中は医師相談を
- ホルモン治療中は併用に注意が必要です
まとめ
チェストベリーは、
女性のリズムを整えるのに一役かうハーブ
目立たないけれど、女性には特に、お役にたてそうなハーブではないでしょうか
基本情報
- Vitex agnus-castus
- 使用部位 果実(乾燥した黒褐色の実)
- 主な成分
ジテルペン類
イリドイド配糖体
フラボノイド類

今日の一言
「音の静かなメトロノーム それが チェストベリーさん☺️」
次回の ハーブプロフィ−ルは
51.疲れにくい土台を作るハーブ エゾウコギ についてです
ひたちなか市のハーブ教室、どうぞさんのハーバルスタジオでした
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