由来は、シャボン玉のシャボン
サポニンの名前の由来は、シャボン玉のシャボン(ラテン語のサボン(泡立つ))からきています。サポニン溶液は界面活性剤の性質を有し、強く振ると泡立つという特徴があります。伝統的なハーブ去痰剤などには、このサポニンが多く含まれています。石鹸の様な界面活性の性質が、炎症を起こした皮膚などに作用し、皮膚の表面張力などを下げ緩和に繋げていると考えられています。
また、サポニンはトリテルペンアルコール、ステロイド骨格に似た構造を有しているため、抗炎症作用、血中コレステロール濃度を下げる効果がある事なども解っています。現在、漢方薬に使われている生薬にも多く含まれています。
サポニン含有植物
タイム、サイコ(柴胡)、人参類(朝鮮人参、エゾウコギ(シベリア人参)、アメリカ人参など)、ナツメ、甘草、クズ(葛根)など