そもそも、ハーブとは何だろう?
ここで一度、立ち止まりましょうか。
「材料そのもの」を見失うと、話がどこかでズレますしね。
わたしが資格を取得した「日本メディカルハーブ協会」の初めに取得する資格、”ハーバルセラピストコース”では、「ハーブとは一般に、生活に役立つ香りのある植物を言い・・・」という文面があります。確かに、私たち日本人が活用するハーブはこれに該当しそうです。
ですが、海外では、もっと広い意味で使われているようですよ。
ハーブと言えば、真っ先にイメージするのは、あの 緑の香り。 しかし、例えば、”根や地下部位を利用するハーブ”などには、想像していた様な、強い香りではなく、穏やかなものも多くあります。
では「薬草」との違いは?
よく
「ハーブ=薬草」
と説明されることもありますが、
事実としては:
- 薬草:治療目的が中心
- ハーブ:治療も含むが、生活全体で使われる植物(料理などにも使われますよね)
薬草はハーブの一部。
でも、ハーブは薬草だけではありません。
例をあげると
- 香りは弱いけれど食文化で重要 (例えば、マシュマローのとろみ成分、 これは後にマシュマロの由来となったハーブです)。
- 薬効は穏やかだが日常的に飲まれてきた(例えば代表的なものでは カモミールなど、)
こうした植物も、ハーブとしては、代表的なものですよね。
では、ハーブと漢方薬との違いは?
これはよく混同される分野なんですね。
ですが、明確に違いがあります。
漢方と言うと、中国漢方を連想される方が多いと思いますが、
実は、今日、日本で多く利用されている漢方は日本独自に発展したもので、
現在の中国漢方とは別ものなんです(結構驚きですよね)。
日本の気候、風土、体質観に合わせて発展してきたものなんです。
漢方薬は
理論(陰陽・気血水など)が先にあり、
それに沿って生薬を組み合わせて使うものなんですね。
それに比べると ハーブは
生活・食・民間療法の積み重ね から 成り立ったもの。
速効性だけでなく、身体、感覚、暮らしの様式を
考慮した上で成り立つもの
こんな感じではないかと思います。
植物の恵みから、
その人それぞれの日常を戻す力を引き出す(判りにくい言い方かな)
それがハーブの得意分野ではないかと思います。

今日の一言
「主役でなくてもいいんです、ながーく使われる親しみやすさが魅力ぞよ、ハーブってヤツは🥷」
次回は
ここで、基礎へと戻りましょうか
17.その植物が、どんな環境で、どう生きてきたかを知ることの意味
です。
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