23.「香り・苦味・色」は、どこから来るのか (ひたちなか市のハーブ教室)

ブレンドの背後にある科学

香り・苦味・色 は、どこから来るのか・・・

1.ではまず、香りはどこから来るのか です。

主役は 揮発性(空気に拡散する)産物だからです。代表的なものは
ちょっと難しいけど…

  • テルペン類
  • 一部のフェニルプロパノイド


特徴はとてもシンプルです。

  • 分子が軽い
  • 揮発しやすい
  • 空気中に広がる

つまり香りは、
「遠くに届けるためのメッセージ」なんですね。
近くにいる生物たちに
美味しそうなニオイだなぁ、行ってみよう、とか、
すごく怪しいニオイだから、近づくな、危ないぞ!
のようなニオイですね。

  • 虫を呼ぶ
  • 敵を遠ざける
  • 周囲に存在を知らせる

しかし、香りは揮発性です。なので不安定で、すぐに変化しやすいです。

ブレンドで言えば、

  • 最初に立ち上がり
  • 最初に消える層

と言えますね。

2.苦味はどこから来るのか

では、次に苦味について

 苦味の多くは、次の成分群に由来します。

  • フェノール類
  • フラボノイド
  • 配糖体

これらの共通点は、

  • すぐには揮発しない
  • 水や唾液に触れて感じる
  • 摂取した瞬間に「嫌だ」と分かる

苦味は植物が生物に、
食べられないための信号が主な役目です。

○ 香りは
 「近づくな」も
 「近づいていいよ」も伝える、合図

○ 苦味は
 「大丈夫?、調整しよう!」や
 「それ以上は絶対ダメ!」の合図でもあるんです。

(例) 毒として作用することもあるアルカロイドは、
 強い苦味をもつものが多いんですね。
(猛毒トリカブトのアルカロイド成分、
アコニチンはとても苦くでしかも痺れるのが特徴とか・・・もちろん試してないので😁)



ブレンドでは、

  • 後に残る
  • 印象に奥行きを与える

役割を担うことが多いです。

3.色はどこから来るのか

では最後に色の正体は、ですね。
色は以下の成分群が代表格。

  • フラボノイド
  • アントシアニン
  • カロテノイド  など

これらは非常に環境に敏感です。

  • pH
  • 酸化
  • 金属イオン

これらの影響で、簡単に表情が変わります。

色はつまり、

  • 植物の状態
  • 環境との関係

を外に示すサイン。例えば、

  • 熟したよ(食べてもいいよ)
  • 危険だよ(腐ってるよ)
  • 守ってるよ(簡単に触れない方よ)

など、、黙って教えてくれているとも言えます。

ここまでをまとめると

  • 香り=空間を漂うメッセージ
  • 苦味=口に入った瞬間のメッセージ
  • 色 =その植物が生きてきた、環境とのやり取りの履歴紹介

    こんな感じです。

これら、すべて、二次代謝産物のお仕事なんですね。

  • だから不安定
  • だから変わる


    そして、だから面白い!

この構造が見えると、
ブレンドも素材選びも、一段クリアになりませんか。



今日の一言
安全だよ〜の笑顔。近づくな、危ないぞの不機嫌、人間も同じだなぁ・・・でも、人間はもっと複雑。不機嫌でも近づいてほしい人、いるぞ、面倒ぞよ🥷」


24.その味は、何を伝えているか をみていきましょう ね

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