71.ミルクシスル =ヨーロッパでは、古くから肝臓を守るハーブとして知られてきた種子

ヨーロッパでは古くから、肝臓を守る植物として知られているハーブ

ミルクシスルは、アザミの様な花を咲かすハーブなのですが、日本ではあまり馴染みがなですよね。
ミルクシスルを初めて見た時、多分、皆さん、口を揃えるのが「硬い」、なんですよね。
そうなんです。この種はとっても硬いですし、実をいうと、ティーでは、成分が抽出されにくいんですね。

歴史的背景

古代ローマ時代より、

医師 ディオスコリデス の著書
→ 薬物誌 に登場も登場します。

この時点ですでに
「胆汁に関わる不調」への利用が記録されています。すごいですね。


その後の流れは

  • 中世ヨーロッパ
    修道院の薬草園で栽培
    → 消化・肝臓・胆汁系に使用
  • 16世紀(ルネサンス期)
    ハーバリストたちが
    → 「肝臓・脾臓のための植物」として記述

含有成分 シリマリン

医療成分としては、このミルクシスルに含まれる
シリマリンが有効成分として、研究対象になっています。

因みに学名Silybum marianum
ilybum
 → ギリシャ語 silybon(アザミ類の植物名)から

marianum
 → 聖母マリアに由来
 (葉の白い斑が「マリアの乳」と結びつけられた伝承 下記参照⬇️)

有効成分とされるシリマリンは この学名が由来となり命名されています。

利用例としては、肝臓に関わる諸症状。

  • 肝細胞の保護
  • 肝細胞の再生促進
  • 抗酸化作用
  • 胆汁分泌のサポート

などになります。

学名marianum 伝承の内容

中世ヨーロッパのキリスト教圏で広まった話。

幼いイエスに授乳していた
聖母マリアの母乳が地面に落ち、
そのしずくが葉に白い斑として残った

ミルクシスルの葉の文様が由来です。

利用例 ブレンド?

ティーのブレンドと言う枠ではなくなってしまいますが、

現在、海外ではティーよりも、チンキやカプセル剤として取り入れられることが多いハーブです。
種子は硬く、抽出もしにくいため、実際にそのまま見かける機会はあまり多くないと思います。

注意

  • キク科アレルギーの人は注意(ミルクシスルはキク科の植物です)
  • 妊娠中・授乳中は使用を控えるのが一般的

まとめ

肝臓の「守り」と「立て直し」の両方に関わる、
数少ない“再生寄り”のハーブ。

■ 基本情報

  • 学名:Silybum marianum
  • 使用部位:種子
  • 主成分:シリマリン(フラボノリグナン類)

今日のひと言

ガス管の点検をして、異常を見逃さないお方。それがミルクシスルさん


次回の ハーブプロフィ−ルは

71. 次回は ダンディライオン =消化と排出を助け、体の巡りを整えるハーブ=


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