=オレンジの花の蕾を乾燥させたもの=
- 学名 Citrus aurantium
- 英名 Orange flower, Neroli flower
- 和名 ダイダイ(ビターオレンジ)
- 科名 ミカン科
- 使用部位 花部
- 含有成分 精油(酢酸リナリル リナロール ネロール アルトラニル酸メチル dーリモネン、ゲラニオール)、フラボノイド配糖体(ネオヘスペリジン、ナリンギン)
- 適用 神経衰弱 不安、不眠 消化器系の機能の不調
- 薬としての使用においては安全は確認されていません。データ不十分
- 食品として使用、または精油をアロマテラピーとして使用する場合はおそらく安全。
- 妊婦に関しても食品として使用はおそらく安全、但し、データ不十分。
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考
🌿 オレンジフラワーとは
オレンジフラワーは、柑橘の花のつぼみを乾燥させたもの。
ほんのり甘く、フローラルで柑橘らしい爽やかさもある香りが特徴です。
ハーブティーにすると、心を落ち着け、やさしい眠りへと導いてくれると言われています。
成分と働き
- フラボノイド(ナリンギンなど) → 血流や自律神経のバランスをサポート
- 精油成分(リナロール、酢酸リナリル) → 不安や緊張を和らげ、リラックスへ
ハーブティーとして飲むと、眠りが浅いとき、気持ちが高ぶって眠れない夜などに穏やかに作用します。
ブレンド例とおすすめ
- リンデン(西洋ボダイジュ)とのブレンドが伝統的。
→ リンデンの多糖類・フラボノイドと合わさり、心と体をやわらげる相乗効果。 - 春先の不安定な時期や、気持ちがざわつきやすい夜に。
- 就寝前に飲むティーとして特におすすめ。
精油「ネロリ」との関係
オレンジフラワーから抽出される精油が ネロリ。
17世紀イタリア、ネロラ公国のアンナ・マリア妃がこよなく愛した香りとして有名です。
その名にちなんで「ネロリ」と呼ばれるようになりました。
今もアロマの世界で特別な位置を占め、非常に高価な精油のひとつです。
トリビア・文化的な側面
- ネロリ精油は、香水のトップノートとして欠かせない存在。シャネルやゲランなど老舗香水ブランドにも使われています。
- オレンジフラワーウォーター(芳香蒸留水)は、化粧水やスキンケア、スイーツ(マカロンやシロップ)にも活用されています。
- 地中海沿岸では花をお菓子や飲み物に香りづけする習慣があり、結婚式の装飾にも「純潔」「幸せの象徴」としてオレンジの花が使われたりするそうです。
まとめ
オレンジフラワーは、
- 香りで心をやさしく包み、眠りを整える
- リンデンとのブレンドで相乗効果
- ネロリという高貴な精油を生む花
──生活の中で「気持ちの揺れを調えるハーブ」として、古くから愛され続けてきたお花ですね。

参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データなど