Herb- 柿の葉について(注目はビタミンC)

=柿の葉は5月頃の若葉を採集して日干ししたものを飲用します=

  • 学名 Diospyros kaki
  • 英名 persimmon
  • 科名 カキノキ科
  • 使用部位 葉部
  • 含有成分 ビタミンC、クエルセチン、ケンフェロール、タンニン 、アストラガリン 
  • 適用 ビタミンC補給、血液浄化、血圧抑制作用、収れん、アレルギー疾患
  • 降圧薬との併用については医師の相談を仰いで下さい。
  • 妊婦についての安全性においてはデータ不十分です

健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修を参考

柿の葉を飲用する民間療法は古くから存在していたようです。中国では紀元前1世紀頃、すでに飲み物として愛飲されていたとの記録が残っています。
中国において柿の葉は、明確な治療薬というよりも、日常的に用いられる植物資源として扱われてきたようです。果実とは別に整理され、身体を冷やしすぎず、清涼性をもつ飲用素材という位置づけみたいです。特定の疾患を対象とした処方よりも、食と薬の境界にある「食薬同源」の考え方の中で、日常的な体調管理の一環として利用されていたと考えられています。

日本においても同様に、柿の葉は医薬的な扱いというより、生活の中で活かされる植物として定着してきました。茶の流通が限られていた地域や時代においては、保存が利き、比較的安定して手に入る飲用植物として重宝されていた背景があるようです。民間療法というよりも、実際には「暮らしの中の常用茶」に近い存在だったと捉えるほうが実態に近いでしょう。柿の葉は比較的柔らかい5月から8月くらいまでの葉を採集して日干ししたものを飲用すると効果があると言われているようです。またその抗菌効果から押し寿司を葉で巻いた、柿の葉寿司は奈良県や和歌山県などの特産品で有名です。


<柿の葉の特徴としてよく知られているのが、ビタミンC>
柿の葉に含まれるビタミンCは、乾燥や抽出の過程を経ても比較的残存しやすい性質をもつとされており、その背景にはフラボノイドやタンニンなどの共存成分が関与している可能性が示唆されています。

<栄養豊富な柿の葉>
また、柿の葉にはルチンやクエルセチンといったフラボノイド類が含まれており、これらは抗酸化に関する研究や血管機能との関連で頻繁に取り上げられる成分群です。この点は、柿の葉が単なる嗜好飲料ではなく、植物素材として一定の栄養的価値をもつことを裏付ける要素といえますね。さらに、渋柿由来のタンニンも含まれており、これが保存性や抗菌性といった性質に関与していると考えられています。加えて、カルシウムやカリウムなどのミネラル類も少量ですが含まれており、柿の葉は特定の成分に偏らない、複合的な栄養構成をもつ植物素材であることがうかがえます。こうした背景を踏まえると、「柿を食べると医者いらず」という諺が生まれたことも、民間的な感覚として理解しやすいものといえるますね。

柿の葉
Fruit Persimmon Healthy Organic  - apamukcu / Pixabay
柿の実