=ヨーロッパでは「緑の薬箱」として定番のハーブです=
- 学名 Matricaria chamomile
- 和名 カミツレ
- 科名 キク科
- 使用部位 花部
- 含有成分 精油(αービサボロール、カマズレン),セスキテルペンラクトン(マトリシン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン
- 適用 胃炎、胃潰瘍、生理痛、皮膚炎、口内炎など
- 適切な使用において安全
- 但し、キク科 アレルギーの方は使用不可
- 薬剤(ホルモン製剤、血液凝固薬、肝臓で代謝される薬、避妊薬、鎮静薬)などは効果に影響を与える可能性があるとの報告もあります。医師の相談を仰いで下さい。
参考 健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修
安全性については(ドイツコミションE、および、メディカルハーブ安全性ハンドブック)に従っています
世界中でもっとも親しまれているハーブで、近年ではスーパーなどでも気軽に購入できるようになりました。
ジャーマンカモミールは胸焼け、胃炎、疝痛(腹部臓器のさしこみ痛およびそれに伴う腹痛)、生理痛、冷え性、不眠など幅広く薬効をしめすため、ヨーロッパなどでは「緑の薬箱」として、定番ハーブになっています。
主な成分は消炎成分のマトリシン(カマズレン)、αービサボロール、強力な鎮痙作用を発揮するフラボノイドのアピゲニンなどが知られています。
カマズレン・・・セスキテルペン。鮮やかな青紫色をしています。マトリシンが蒸留で変化して生まれる精油成分。カマズレンを少し変化させて安定させたものが、アズレン。病院で処方されたうがい薬が真っ青だった事ありませんか?。アズレンには抗炎症作用があるので、うがい薬によく使われる成分です。近年ではアトピー性皮膚炎にも効果が期待され、研究が進んでいます。
α-ビサボロール・・・セスキテルペン。花のような甘い芳香があります。肌を保護抗刺激性、抗炎症性、抗菌性を持つことが知られています。
参考文献 メディカルハーブの事典 主要100種の基本データ