=古代エジプトの時代から防腐剤、料理、薬として重宝されていたスパイスです=
- 学名 Coriandrum sativum
- 科名 セリ科
- 使用部位 種子
- 適用 便秘 ガス溜まり 消化不良
- 含有成分 精油成分(カプリアルデヒド、リナロール、テルピネン チモール)、ポリフェノール
- 安全性 まれにアレルギーを示す場合があります
- 妊婦への使用はデータ不十分です
- 糖尿病治療薬、降圧薬、鎮痛薬 光感作性薬 などに 影響を与える可能性
健康食品・サプリ「成分」のすべて ナチュラルメデュスンデータベース 日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会監修 を参考
フレッシュコリアンダーの葉には独特の強い香りがあり、その臭いはカメムシに例えられることもしばしば。コリアンダーの語源にも「koris(虫)」という言葉が含まれています。
東南アジアではパクチー、中国ではシャンツァイと呼ばれエスニック料理のハーブとして幅広く使われることもあり、アジアのハーブのイメージが強いですが、もともとは地中海沿岸部を原産とするハーブです。コリアンダーの種子は葉のにおいのイメージとは少し違います。乾燥させることによって清涼感を感じる香りへと変化します。ヨーロッパでは香り付けとして、菓子類の風味付けやリキュールの原料としても利用されています。
薬用としてはコリアンダーシードをよく用います。
コリアンダーは消化を助ける働き、駆風(お腹のガスを出す)作用がありますので、食後にオススメのスパイスです。ティーとして飲んでみて下さい。独特の清涼感が食後のティーとしてオススメです。
近年は、血糖値、コレステロール改善効果などを示唆する研究もあがっています。
歴史的補足を少し
コリアンダーは、セリ科の一年草で、その歴史は非常に古く、少なくとも2000年以上前には利用されていたと言われています。原産地は地中海沿岸から中東にかけての地域とされ、紀元前1500年代の医学書に調理法が紹介されている記録も残っています。
特に古代エジプトでは、ツタンカーメン王の墓からコリアンダーの種子が見つかっているそうですよ。
また、古代ギリシャやローマの時代には、コリアンダーは香りのある植物として料理や保存に用いられていました。
その後、交易や人の移動とともにコリアンダーは東へと伝わり、インドや中国、東南アジアへ広がっていきまます。それぞれの土地で料理に取り入れられ、呼び名や使い方を変えながら定着していきます。こうして、もともとは地中海のハーブでありながら、現在ではアジアの食文化を象徴する存在のひとつになりました。
このようにコリアンダーは、特定の地域だけに根づいた植物ではなく、時代と場所を越えて人々の暮らしに寄り添ってきたハーブです。




