37.ネトルー =体の土台を、静かな滋養で支えるハーブ=


ネトルは「春に体の下地を整えるハーブ」

ネトル(Nettle/和名:セイヨウイラクサ)は、
香りが特徴のハーブではないんですが、

ネトルが本領が発揮するのは、
冬から春への切り替わり

特に、
花粉症をはじめとした春季の不調が出やすい時期に、
体の下地を整える役割を担うハーブです。


ネトルと花粉症 ― なぜ春に使われてきたのか

ネトルは、
ヨーロッパの伝統的ハーブ療法において
”春季療法”に使われてきた代表的なハーブなんです。

春季療法とは、春に起こりやすい不調に備えて、冬から春への切り替わり期に体調を整える考え方です)。

花粉症対策のハーブティーとしても広く知られています。


成分から見る「下支え役」という性質

ネトルが春に向く理由は、
その成分構成を見るとよりはっきりします。

ネトルは

抗ヒスタミン作用が示唆されている成分を含むこと、などから、

炎症に関わる反応を穏やかにする方向で研究されているハーブですし

ネトルに多く含まれるのは、

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ケイ素

といった、ミネラル類

さらに、

  • クロロフィル
  • フラボノイド(ケルセチンなど)

など、これらは
体の反応を安定させる方向に働く成分です。


ネトルの歴史 ― 実はとても古いハーブ

ネトルの利用は非常に古く、
古代ギリシャ・ローマ時代の文献にも登場します。

  • 食用(野菜として)
  • 繊維植物(衣類やロープ)
  • 伝統的な薬草

として、
身近で実用的な植物でした。

中世ヨーロッパでも、
春先に若葉を摘み、
体調を整えるための季節のハーブとして用いられていました。

つまりネトルは、
「特別な薬草」ではなく、
暮らしの中で使われ続けてきたベースハーブなのです。


ネトルは“効かせる”より“支える”

ネトルの本質は、

  • 体の土台を整える
  • 季節の変わり目に備える

という下支え役 かな。

ブレンドに入れると、

  • ハーブの輪郭を受け止め、刺激を和らげる方向へ働きます。

ネトルティーで春の「準備」

ネトルティーは、現代の暮らしに当てはめると、目安としてちょうどよいのが
バレンタインの頃(2月中旬)

寒さが緩み始め、
体が「春モード」に移行し始めるタイミングです。

この時期から少しずつ取り入れることで、
春の環境変化(花粉症など)に穏やかに備える使い方になるかと思います。


「症状が強く出てから大量に飲む」より、
早めに、淡々と続ける方がネトルらしい使い方になると思います。


ネトルの「海藻っぽさ」は欠点ではない

ネトルティーを初めて飲んだ人がよくおっしゃるのが、

「ちょっと海藻っぽい」
「わかめみたいな感じ」

この海藻嗅・青菜感は、
実はネトルの大きなヒントです。

ネトルはミネラルが豊富で、
クロロフィルも多く含まれます。
そのため、
味や香りが「海藻寄り」。

ここを無理に
「お茶として楽しもう」としない事も選択肢の一つかな。


発想を変えて「わかめスープ的」に使う

ネトルの風味は、
スープ方向に寄せると非常に相性が良いです。

たとえば、

  • 乾燥ネトルを少量
  • わかめ
  • だし
  • 塩少々

で作る、わかめスープ風

ネトルを
青菜・海藻臭をこんな風に扱うと
違和感が一気に減りますよ。

ネトルは、
料理でもハーブティーでも、
主張しない方がうまく働くタイプです。


春季療法としてのネトルの使い方まとめ

  • 飲み始めの目安:2月中旬(バレンタイン頃)
  • 目的:花粉症など春の不調への「準備」
  • 立ち位置:治療ではなく、体調管理の補助
  • 味の工夫:お茶にこだわらず、スープ利用も◎

ネトルは、
春に向けて体を「整えにいく」人のハーブ。

ネトルは、
香りを足すハーブではありません。

ブレンドの中では、

  • 味の下地を整える
  • 全体を「栄養寄り」に安定させる

という基盤担当になります。

例えば、
ネトルが軽さを受け止め、春らしい飲み心地に
ネトル+カモミールなど

刺激を和らげ、日常使いしやすく
ネトル+ミント少量などなど

お試し下さい。

ネトルは、

派手さはありませんが、
この静かな準備が、
春をだいぶ楽にしてくれます。



今日の一言
ゴルフのキャリーさん。「ファー」って言わないけど、
ちゃんと見ててくれるキャリーさん かな?😁」


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