ゴツコラ(ツボ草)
地表を這い回る這性の性質を持つ多年草。花期は夏。和名はツボ草。日本では本州の関東以西から琉球、小笠原にわたって見られ、国外では朝鮮、中国から熱帯アジア、南アフリカ、アメリカなど広く分布しています。道ばたや野原などに生育し、大変オーソドックスなハーブです。
古くから薬用として使われていたゴツコラ。
中国では全草を解熱・利尿・止血薬として、
インド、アーユルベータではハンセン氏病、皮膚疾患、などの治療に古くから使われていました。
最近では使用範囲も広くなり、アメリカなどでは慢性静脈機能不全(血栓症後症候群などによる下肢浮腫、静脈瘤、皮膚の痛み、かゆみなど)などにおいて有効とのエビデンスが上がっています。美肌になるハーブとして特に韓国では、CICAとして、多くの化粧品に配合されています。
学名Centella asiatica
別名 CICA
ツボ草 など
科名 セリ科
所用部位 葉
注目成分
- トリテルペン(アシアチン酸、マデカシン酸)またそれに由来する配糖体
- タンニン
飲用においての効果
静脈血流不全症
その他、動脈硬化、血栓予防、糖尿疾患の血液循環改善など - 化粧品としては
- 肌の吹き出物トラブル、コラーゲン再生、妊娠線、ケロイドの改善など
妊娠中の方についてのエビデンスは不十分です