グリチルリチンとは
主にマメ科の植物の根、甘草などに含まれるサポニンです。トリテルペンサポニンと呼ばれ、ステロイド様の抗炎症作用、抗アレルギー作用を示し、医薬品として使用されています。甘草は漢方処方の2/3に配合される重要生薬です。また、甘草はショ糖の約150倍の甘みを示し、甘味料としても使用されています。
但し、過剰摂取により、偽アルドステロン症、低カリウム血症、浮腫などの副作用が現れるので注意が必要です。なお、グリチルレチンは、グリチルリチンの糖が取れたもの。こちらは甘草の様な甘さは示しません。
偽アルドステロン症・・・血圧を上昇させるホルモンであるアルドステロンが上昇していないにも関わらず、高血圧、むくみ、カリウム喪失などの症状が現れる症状。